認知神経リハビリテーション学会

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メッセージNo.28  「サントルソ万歳!」

 今年2月のマスター・コースに参加した人は既に知っているように、現在、サントル町と日本認知運動療法研究会が共同出費して、サントルソ認知神経リハビリテーションセンターと認知運動療法の研究状況を世界に伝えるための「写真集」が進行中です。完成すれば日本の研究会会員には無料で配布されます。恐らく、来年のマスター・コースの時には出版される運びとなるでしょう。ペルフェッティ先生より、その写真集のタイトルは「サントルソ万歳!」であるとの手紙が来ているので御紹介しておきます。内容は写真、詩、散文などで構成されており、150ページくらいの本になる予定です。お楽しみに。

 親愛なる宮本、

 昨年の2月、あなたが我々との認知神経リハビリテーションについての研究を終えて高知に帰る間際に、写真家のシルバーノ・キアッピン(あなたがチピンと呼んでいる彼です)とサントルソの写真集を準備するという作業を我々に残していきましたね。日本のセラピストや学生にとってのガイドともなるような、サントルソでどのようにリハビリテーションが行われているかを紹介する本ということでした。

 そこで一年ぶりにあなたがイタリアに戻ってきたこの機会に、我々の作業の成果を見てもらいたいと思います。我々がこの本のために揃えた素材には、我々の社会的・科学的姿勢、精神‐身体の融合として捉えた人間に対する尊敬の念、ヴァレラとパゾリーニ、エーデルマンにポントルモ、ジャクソンとレオナルド・・・など我々の敬愛する文化人や研究者、そして我々自身が映し出されています。ベテランから若手、そしてセンターで現在成長中の若者達。チピンとジュリアーノの手による写真もあります。

 気に入ってもらえるでしょうか・・日本のあなたの仲間達に、ベネトの山陰にある小さな町でどのようなリハビリテーションが行われているかを紹介するための素材は揃いました。その町の名前はサントルソです。

 サントルソ万歳!!!!

カルロ=ペルフェッティ(小池美納訳)

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