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『認知神経リハビリテーションジャーナル』/第23号/2024年/目次
【巻頭言】
【特集:手・両手】
【研究と報告】
【総説】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
『認知神経リハビリテーションジャーナル』/第22号/2023年/目次
【巻頭言】
【特集:We-mode 〜"我々"としての「認知」と「リハビリテーション」】
【研究と報告】
【総説】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
『認知神経リハビリテーションジャーナル』/第21号/2022年/目次
【巻頭言】
【特集:経験の言語
〜認知神経リハビリテーションとフォーカシング〜】
【研究と報告】
【投稿規程】
【編集後記】
『認知神経リハビリテーションジャーナル』/第20号/2021年/目次
【巻頭言】
【特集:行為間比較リハビリテーションの現在】
【研究と報告】
【総説】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
『認知神経リハビリテーションジャーナル』/第19号/2020年/目次
【巻頭言】
【特集:足・両足】
【研究と報告】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
『認知神経リハビリテーション』/第18号/2018年/目次
【巻頭言】
【特集:認知をめぐる長い旅路】
【紹介】
【研究と報告】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
本号の特集は「多感覚統合と行為間比較」である。セラピストは「多感覚統合」という言葉から「Ayres の感覚統合療法」を想起するだろう。学習障害(LD)や自閉症などの発達障害児へのリハビリテーションである。感覚統合療法では視覚,聴覚,体性感覚,前庭覚などの感覚情報処理が重要視される。脳の感覚情報処理の問題が「行為の学習」を妨げるからである。そして,この感覚統合とは多感覚統合のことである。
しかしながら,人間の行為はすべて多感覚統合である。そのため多感覚統合を子どものリハビリテーションに限定してはならない。片麻痺や高次脳機能障害のリハビリテーションにおいても多感覚統合を考慮する必要がある。また,感覚統合療法では多感覚環境下での行為を求める。一方,認知神経リハビリテーションでは行為を創発するための「身体化(embodiment)された心」の多感覚統合を目指す。
近年,多感覚統合の神経メカニズムについての脳科学研究が増大している。それらの知見を参照しながら,片麻痺患者の身体空間,身体近傍空間,身体外空間の病理を見直し,その治療的介入としての認知神経リハビリテーション(行為間比較)の訓練を再検討する必要がある。
本号では,サントルソ認知神経リハビリテーションセンターで長期研修中の濱田裕幸氏が『行為間比較の用語について』をコンパクトにまとめている。これを読みながら,言葉の意味を理解してほしい。また,昨年,同じく長期研修した平谷尚大氏が臨床でのカルテの実際を紹介している。これを読みながら,臨床での観察と訓練を理解してほしい。「両手動作」は,サントルソでのマスターコース(2018年 3月15-17日・76名参加)のテーマであり,今後の行為間比較の新展開に期待してほしい。 認知神経リハビリテーションは「人間のためのリハビリテーション」である。人間の行為と認知の謎はまだ解明されていない。多感覚統合と行為間比較の探求はつづく。
なお,本誌は年刊/非売品で,学会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は日本認知神経リハビリテーション学会にご入会ください。
(認知神経リハビリテーション学会/機関誌編集部 宮本省三)
『認知神経リハビリテーション』/第17号/2017年/目次
【巻頭言】
【特集:多感覚統合と行為間比較】
【研究と報告】
【臨床経験】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
『認知神経リハビリテーション』/第16号/2016年/目次
【巻頭言】
【特集:失語症】
【研究と報告】
【臨床経験】
【紹介】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
『認知神経リハビリテーション』/第15号/2015年/目次
【巻頭言】
【特集:リハビリテーション文化】
【臨床経験】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
機関誌『認知神経リハビリテーション』第14号が完成しました。今回の特集は「行為間比較」です。「行為間比較」は,2010年頃からCarlo Perfetti教授が,認知運動療法の考え方や手法を大きく転換していったものです。このときPerfetti教授は,「私は認知運動療法を捨て去ってもいいと思っている」とまで言ったそうです。これは,1970年代後半から臨床展開が始まった認知運動療法の大きなパラダイム変換だと考えていいでしょう。
特集論文は,Perfetti教授とCarla Rizzello氏とが2011年にイタリアのサントルの学会やマスターコースで講演した「行為間比較」に関わる講演内容と,そのあとサントルで長期研修を実施した園田義顕氏が,それらにできる限り学術的説明を加えた,計3つの論文からなっています。端的に言えば,それらは訓練室において“認知運動療法”から学んだ内容を患者が日常生活の行為に転移できるか,またその場合に多種感覚の統合を訓練としてどう組込んでいくかという,とても難しい内容になっています。特にPerfetti教授の論文は,いつものようにmetaphoricなものとなっていますので,会員の皆様には, Rizzello → 園田 → Perfetti論文の順に読み進められることをお勧めします。
「特集」のほかには,「総説」に1編,「研究と報告」に2編の論文を掲載できました。「総説」はリハビリテーション医療における身体論を広い学問領域から論じた力作です。また,「研究と報告」はいずれも,パーキンソン病をもつ患者の認知的観察と介入を試みた論文となっています。パーキンソン病の患者に対する認知神経リハビリテーションについてのイタリアからの発信は,私の知る限りまだありません。当会の若手・中堅会員によるこれらの論文に目を通され,議論が続くことを希望します。
なお,本誌は年刊/非売品で,学会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は日本認知神経リハビリテーション学会にご入会ください。
(日本認知神経リハビリテーション学会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知神経リハビリテーション』/第14号/2014年/目次
【巻頭言】
【特集:行為間比較】
【総説】
【臨床経験】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
機関誌『認知神経リハビリテーション』第13号が完成しました。本号の特集は「痛み」です。表紙の写真には,認知神経リハビリテーションにおいて,肩の痛みを有する患者に対してしばしば用いられる空間問題を適用している場面を掲載しました。
特集論文としては,まず第4回マスターコースにおける痛みのメカニズムとその解釈についてのCarlo Perfetti氏の講義内容を掲載しました。次に日本語では初公開となる,Perfetti氏と写真家 Silvano Chiappin氏の共同作品である,痛みに関する写真集『痛みと呼ばれた情動』の内容の一部を抜粋して掲載しました。前者では痛みの新しいメカニズムの理解が,医学的・認知科学的な側面から進められています。また後者では,写真,詩,作者らの相互インタビューなどのさまざまな表現媒体を用い,人にとっての痛みの意味の理解が芸術的・人文科学的に進められています。痛みの理解に対する接近法は大きく異なっていますが,会員の皆さまには,両者が表していることが同じであることに気づいていただきたいと思います。
「特集」のほかには,「研究と報告」に1編,そして「エッセイ」に1編の論文を掲載できました。また偶然ですが,「書評」で紹介されている二つ書籍も「痛み」に関するもので,そのうちの一つは本会の若手会員が執筆したものです。会員の皆さまにおかれましては,本号のすべての内容を熟読され,明日からの「痛み」の治療に向き合っていただければ思います。
なお,本誌は年刊/非売品で,学会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は日本認知神経リハビリテーション学会にご入会ください。
(日本認知神経リハビリテーション学会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知神経リハビリテーション』/第13号/2013年/目次
【巻頭言】
【特集:痛み】
【研究と報告】
【臨床経験】
【エッセー】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
機関誌『認知神経リハビリテーション』第12号が完成しました。本号の特集は「整形外科疾患」です。表紙の写真には,イタリアの認知神経リハビリテーションセンターのセラピストFranca Pante氏が,膝靭帯損傷の患者に空間問題を適用している場面を掲載しました。
特集論文としては,まずCarlo Perfetti教授に整形外科疾患に対する認知神経リハビリテーションの理論を,肩関節を例に解説していただきました。次に宮本省三氏に,股関節の機能と訓練の指針について執筆していただきました。また高橋昭彦氏に,整形外科疾患に対して認知運動療法を導入する場合の糸口を,イタリアの新人セラピストが始めてそれを行ったときの困惑と思考を題材に示していただきました。これらの論文でも触れられていますが,整形外科疾患に対する認知運動療法は,効果が現れやすい反面,機械論的な思考が定着したセラピストには,もっとも受け入れに抵抗感があるのも事実です。特集論文を題材にして,まだ認知神経リハビリテーションに足を踏み入れていない同僚セラピストを巻き込み,広く整形外科疾患に認知運動療法の導入を図っていただきたいと思います。
「特集」のほかには「総説」に1編,「研究と報告」に1編,そして「エッセイ」に1編の論文を掲載できました。特に,イタリアの哲学者Alfonso Iacono教授による「総説」は,Perfetti教授が運動イメージを用いた治療の方向性を再考するのに,大いに議論し参考にした内容だと聞いています。哲学の論文は難解かもしれませんが,最後まで熟読いただきたく思います。
なお,本誌は年刊/非売品で,学会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は日本認知神経リハビリテーション学会にご入会ください。
(日本認知神経リハビリテーション学会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知神経リハビリテーション』/第12号/2012年/目次
【巻頭言】
【特集:整形外科疾患】
【総説】
【研究と報告】
【エッセー】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
機関誌『認知神経リハビリテーション』第11号が完成しました。新しくなって2年目となる本号の特集は「体幹」です。前号より,表紙に「特集」の内容を象徴する写真を掲載することにしていますが,本号ではサントルソの認知神経リハビリテーションセンターのセラピストCarla Rizzero氏が,センターで患者さんの体幹の訓練を行っている場面を使用しています。
特集の論文としては,宮本省三氏に体幹の認知機能と訓練の指針についての基本を,鶴埜益巳氏に体幹の認知運動療法についての観察と訓練の実際について書いていただきました。会員諸氏にはすでに当たり前のことになっていると思いますが,体幹の機能は座位の保持というだけでなく,起立や歩行の要(かなめ)となるものです。熟読のうえ,臨床での思考や実践に反映させていただきたいと思います。
「特集」のほかには,「研究と報告」に1編,「臨床経験」に2編,そして「エッセイ」に1編の論文を掲載できました。他に「総説」および「紹介」の区分もありますので,皆様のご投稿をお待ちしています。
なお,本誌は年刊/非売品で,学会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は日本認知神経リハビリテーション学会にご入会ください。
(日本認知神経リハビリテーション学会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知神経リハビリテーション』/第11号/2011年/目次
【巻頭言】
【特集:体幹】
【研究と報告】
【臨床経験】
【エッセー】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
機関誌『認知神経リハビリテーション』第10号が完成しました。これまでお知らせしてきたとおり,本誌は,本会の名称の変更に伴い,旧『認知運動療法研究』を改題ししたものです。名称を変えての初めての発行になりますが,改題なので号数は引き継いでいます。
そのため本号は「第10号」になりますが,特集は「手」です。Carlo Perfetti氏とSilvano Chappin氏による写真集『脳の鏡』(Grafiche Turano Edizioni, 2009, 未邦訳)の内容を,編集部で論文形式に編集・整理したものを掲載ています。また鶴埜益巳氏には,手の認知運動療法の理論と実際について分かりやすく解説していただきました。認知運動療法が1970年代後半に,「片麻痺患者の手の機能回復はどうして他の部位より悪いのか」という疑問からスタートしたという事実を知る会員も多いはずです。熟読のうえ,臨床での思考や実践に反映させていただきたく思います。特集のほかには,「臨床経験」に2編,そして新設区分である「エッセイ」に1編を掲載できました。
さて,雑誌のサイズは欧米の学術誌の標準であるA4版(変形)にし,表紙をカラフルにデザインしました。本号の表紙の写真には,イタリアの「認知神経リハビリテーションセンター」のセラピストであるFranka Pante氏が,患者さんの手の訓練を行っている場面が使われています。この写真部分は,特集のテーマによって毎号変えていく予定です。また,内容のレイアウトも大きく変更しています。紙質も薄いものにし,どちらかというと,我が国でよく目にする「科学読み物」のスタイルに近い形を取りました。ぜひ手に取られ,感想などお寄せいただくと嬉しく思います。
なお,本誌は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は研究会にご入会ください。
(日本認知神経リハビリテーション学会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知神経リハビリテーション』/第10号/2010年/目次
【巻頭言】
【特集:手】
【臨床経験】
【エッセー】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第9号が完成しました。今回の特集は「リハビリテーションカルテ」です。認知運動療法を患者に適用する場合,それが厳密な観察から始まり,病態に関する仮説を立て,治療計画を立案し,予後予測を行い,治療を実践することで立てた仮説の検証を行うという手順(プロトコール)が必要になることは,多くの会員が概念的には知っているはずです。本特集は,イタリアの認知神経リハビリテーション研究センターで記載されたカルテを素材に,それをかなり具体的に解説したものとなっています。
特集は宮本省三氏の理論的な解説と,鶴埜益巳氏および高橋昭彦氏による実践的な解説の計3編の論文から構成されています。会員の皆様にはご熟読いただき,自分の症例の観察から治療までをどのようなフレームで進めていったらいいかについての“核”になる部分を形成していただければと思います。また特集のほかには,「総説」に2編,「研究と報告」に2編,「症例経験」に1編の論文を掲載しています。
昨年の総会で,次年度から組織の名称を『日本認知運動療法研究会』から『日本認知神経リハビリーション学会』に変更することが承認されました。これにともない,本誌の名称も『認知運動療法研究』から『認知神経リハビリテーション研究』に変更される予定です。第1号から第9号まで,本誌にご執筆ならびにご購読いただきました会員および関係者の皆様に心から感謝申し上げます。名称が変更されても号数は引き継がれますし,雑誌の構成が大きく変更されることはいまのところありません。つきましては,会員の皆様には,引き続き積極的な論文のご投稿をお願い致します。
なお,本誌は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は研究会にご入会ください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知神経リハビリテーション』/第9号/2009年/目次
【巻頭言】
【特集:リハビリテーションカルテ】
【総説】
【研究と報告】
【臨床経験】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第8号が完成しました。今回の特集は「歩行」です。認知運動療法では,人間の歩行機能をロシア(旧ソビエト)の生理学者アノーキン(Anochin)の提唱したシステム(system)の観点から捉えています。その考え方を理解すれば,歩行機能の障害に対する認知運動療法が,なぜ臥位や座位から実施されるのか分かるはずです。
特集はイタリアのCarlo Perfetti氏とCarla Rizzelo氏の翻訳論文,および研究会の園田義顕氏,鶴埜益巳氏,高橋昭彦氏による三つの書き下ろし論文の計5編から構成されています。会員の皆様には熟読いただき,歩行障害というリハビリテーションにおけるもっとも重大な問題の解決に,新たな切り口から挑戦していただきたいと思います。また特集のほかには,「研究と報告」に1編,「症例経験」に1編の論文を掲載しています。
なお,『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は研究会にご入会ください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第8号/2008年/目次
【巻頭言】
【特集:歩行】
【研究と報告】
【臨床経験】
【書評】
【文献抄録】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第7号が完成しました。今回の特集は「脳卒中」です。イタリアおける認知運動療法の開発が脳卒中片麻痺患者の機能回復を目指して始まったことはよく知られた事実です。認知運動療法の適用は現在も拡大し続けていますが,やはりその基礎は脳卒中片麻痺に対する理論と実際にあります。
特集はCarlo Perfetti氏の翻訳論文,Franca Pante氏の講演内容を編集した論文,およびイタリアで長期研修を行った高橋昭彦氏による二つの書き下ろし論文の計4編から構成されています。基礎的な内容から観察および治療の実際にいたるまで,片麻痺の認知運動療法に関する現在的で重要な内容が解説されていますので,会員の皆様にご熟読いただきたく思います。
なお,『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は研究会にご入会ください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第7号/2007年/目次
【巻頭言】
【特集:脳卒中】
【総説】
【研究と報告】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第6号が完成しました。今回の特集は「子どもの発達」です。2005年の小児ベーシックコースにIse Breghi先生が,また2006年の同アドバンスコースにPaola Puccini先生が来日され,それぞれのコースで子どもの発達障害と認知運動療法についてのすばらしい講義をしてくれました。
本号はお二人の講義内容を論文に編集したものと,河本英夫先生をはじめ,コースにおいて講演やシンポジウムに登壇していただいた先生方の論文から構成されています。これらの論文には,子どものみならず,大人の障害を理解し治療するためのキーとなる重要な情報が数多く含まれています。よって,成人の認知運動療法に携わっている会員の皆様にも熟読していただきたく思います。
なお,『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は研究会にご入会ください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第6号/2006年/目次
【巻頭言】
【特集:子どもの発達】
【総説】
【研究と報告】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第5号が完成しました。今回の特集は,「身体思想」です。前号に引き続いて身体論の特集を組んだのは,もう一度,「人間の身体をどのように捉えるかが,どのようなリハビリテーション治療を選択するかを決定するという出発点を確認したかった」(「あとがき」より)からです。
「患者中心の医療」が叫ばれている今,Perfetti氏が二つの論文で強調する"道具としての身体の具象化"が,現在の医学・医療・リハビリテーションのあり方に大きく影響を与えているという指摘の意味を,私たちは深く考えてみる必要があると思います。
なお,『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は研究会にご入会ください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第5号/2005年/目次
【巻頭言】
【特集にあたって】
【特集:身体思想】
【総説】
【研究と報告】
【臨床経験】
【報告】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第4号が完成しました。今回の特集は,「身体と意識」です。この二つのテーマは長いあいだ哲学において論じられ,ごく最近になって科学の対象となったばかりのものです。医学・医療においては,心身医学や看護学がその重要性に気づき始めた魅力的かつ難解なテーマですが,介入の具体的な方向性を示す形で特集が組まれたのは本号が初めてではないかと思います。今回の特集は,認知運動療法という治療体系を通してリハ医療における心身二元論を克服するための布石になるはずです。会員の皆様の読後のご意見をお聞きかせください。
なお,『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は,研究会に入会されてください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第4号/2004年/目次
【巻頭言】
【特集:身体と意識】
【総説】
【研究と報告】
【臨床経験】
【書評】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第3号が完成しました。今回の特集は,「失行症」です。臨床で見逃されやすい本症の新しい病態解釈と治療方略について,会員の皆様の研究・臨床実践に大いに参考になるものと思います。特集のほかにも,認知運動療法に関わる論文や記事を多数掲載していますので熟読ください。発刊が遅れましたことを心からお詫び申し上げます。
なお,『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は,研究会に入会されてください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第3号/2003年/目次
【巻頭言】
【特集:失行症】
【総説】
【研究と報告】
【臨床経験】
【紹介】
【書評】
【文献抄録】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会機関誌『認知運動療法研究』第2号が完成しました。今回の特集は,リハビリテーション治療手技の開発が停滞している「失調症」です。小脳機能に関する欧米の基礎科学の研究成果をリハビリテーションの立場からいかに解釈し治療を展開していくべきか,本誌に掲載された論文を読まれたうえで今一度考えてみて下さい。特集のほかにも,認知運動療法に関わる論文や記事を多数掲載しています。
なお,『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は,研究会に入会されてください。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第2号/目次
【巻頭言】
【特集:失調症】
【総説】
【研究と報告】
【紹介】
【書評】
【文献抄録】
【投稿規程】
【編集後記】
研究会の機関誌『認知運動療法研究』の第1号を発行しました。特集として,最近イタリアで認知運動療法の手技として盛んに用いられている“運動イメージ”の理論と実際のほか,認知運動療法に関わる総説論文や研究論文などを多数掲載しています。
『認知運動療法研究』は年刊/非売品で,研究会会員にのみ無料で配付しています。購読を希望される方は当ホームページの入会手続きをご覧にのうえ研究会に入会されてください。また,会員の皆様の「総説」「研究と報告」「紹介」「道具と課題」欄への投稿を歓迎いたします。締め切りは特に設けていませんので,投稿規程をご覧のうえ,編集部までふるってご投稿下さい。
(認知運動療法研究会/機関誌編集部 沖田一彦)
『認知運動療法研究』/第1号/目次
【巻頭言】
【祝辞】
【特集:運動イメージと運動療法】
【総説】
【研究と報告】
【紹介】
【道具と課題】
【書評】
【文献抄録】
【投稿規程】
【編集後記】