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どのように複数の訓練を組織化するか?
−行為と訓練の相互関係の基本的な考え方−
認知神経リハビリテーションは行為をシステムとして捉え、教材(道具)を媒介に情報構築を促す訓練から行為を改変する。セラピストは対象者の行為を三人称観察し、訓練可能な複数の作業ユニットへと解体し、同時に一人称観察を行うことで、それらの不整合な状態から整合性が徐々に得られるよう教育し、導いていく必要がある。作業ユニットは行為における意識可能な情報と捉え、また訓練に用いられる各教材はそれらの情報に最大限対応可能となるよう製作されている。それら教材の個別の特性や意味、また使用方法やそのバリエーションは、コース等での教授、書籍などでの紹介がある。しかし、臨床で必要となる複数の訓練の相互関係を前提とした行為と結びつけていく方法や、同一の情報を複数の教材を用いて一人称観察することでより有効な可塑性を分析する方法などの、臨床実践的な指導を受ける機会は十分とはいえない。本セミナーでは行為の三人称観察から導かれる複数の作業ユニットと複数の教材での教育可能性を軸に、臨床を組み立てる方法について解説し、さらに実際の訓練の経験を通して臨床思考の理解を促すことを目的とする。
日程 | 平成29年1月9日(月祝) |
会場 | 東京リハビリテーション専門学校(東京都江戸川区中央1-8-21) |
対象 | 言語聴覚士・作業療法士・理学療法士 |
定員 | 60名(定員に達し次第締め切り、先着順) |
受講料 | 認知神経リハビリテーション学会員2000円、非会員4000円 (当日会場にてお支払いください) |
受付開始日 | ホームページ掲載日より受付開始 |
講師 | 鶴埜益巳(日本認知神経リハビリテーション学会理事) 金森宏(日本認知神経リハビリテーション学会理事) 安田真章(日本認知神経リハビリテーション学会理事) |
申込方法 | 募集受け付けフォームにて申し込むこと。
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問合せ先 | 壁谷慶太(千葉県認知神経リハビリテーション研究会事務局) E-mail:ncr.seminar13.tokyo@ctejapan.com
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主催 | 日本認知神経リハビリテーション学会 |
共催 | 千葉県認知神経リハビリテーション研究会 神奈川県認知神経リハビリテーション研究会 埼玉県認知神経リハビリテーション勉強会 |
08:45-09:00 | 受付 | |
09:00-09:05 | 会場案内、オリエンテーション | |
09:05-10:00 | 行為における多感覚情報の統合 | 金森 |
10:05-11:00 | 行為の三人称観察におけるシステムの考え方 | 安田 |
11:05-12:00 | 訓練の情報としての作業ユニットの考え方 | 鶴埜 |
12:00-12:40 | 昼休憩 | |
12:40-13:35 | 訓練における教材のタイプ、情報特性の考え方 | 安田 |
13:40-14:35 | 行為と複数の訓練との関係性の考え方 | 鶴埜 |
14:50-16:20 | 技術的なディスカッション | 講師全員 |
16:20-16:30 | まとめ |