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第19回 認知神経リハビリテーション学会学術集会

終了しました

第19回学術集会ポスター


 このたび、第19回認知神経リハビリテーション学会学術集会を、2018年9月29日、30日に門真市文化会館ルミエールホール(大阪府門真市)で開催いたします。
 今回の学術集会のテーマを「病態を深化する」としました。その理由は、行為の異常の背景にある症例固有(あるいは疾患特有)の病態の理解を徹底的に深めていくこと(深化していくこと)が、認知神経リハビリテーションの臨床において最も重要であると考えるからです。我々リハビリテーション専門家には、病態の理解を日々深め、紐解く作業が求められます。
 認知神経リハビリテーションの理論体系からみた観察の視点や訓練課題は、病態を深化していくために洗練されたツールにすぎず、疾患に応じた方法論があらかじめ用意されているわけでありません。そのため、有効な介入手段を考案するためには、病態を深化していくための臨床思考を鍛え、共有し、その妥当性を検証していく以外にはないと、日々の臨床を通して確信しています。
 今回の学術集会では、特別講演として吉田正俊先生(生理学研究所)と田中彰吾先生(東海大学)にご登壇頂きます。吉田先生には半側空間無視と盲視に関する研究成果を中心にご講演して頂きます。また、田中先生には身体イメージの役割に関して、哲学的な視座から問題提起をして頂きます。いずれの講演も、「病態を深化する」ための我々の臨床思考を刷新する内容となるはずです。さらに、教育講演やシンポジウム、臨床実践報告では多くの臨床家の方々に、さまざまな症例(疾患)での病態を深化する臨床プロセスを提示して頂きます。参加者のみなさまとその取り組みを共有し、発展的な議論を繰り広げる場にしたいと考えております。
 認知神経リハビリテーションをより発展させていくために、今までの歴史を踏まえつつ現状に対する問題提起を行い、今後の認知神経リハビリテーションの方向性を示すことができる学術集会にします。
 みなさまのご参加を心よりお待ちしています 。

第19回認知神経リハビリテーション学会学術集会
学会長 奥埜博之(摂南総合病院)


!「最優秀賞」・「優秀賞」が選出されました(10月5日)

  • 最優秀賞
  1. 演題番号73(ポスター)
    畿央大学大学院健康科学研究科神経リハビリテーション学研究室/村田病院 寺田萌
    「慢性期失行症例におけるジェスチャー観察時の視覚探索特性〜模倣障害の回復過程に関する一考察〜」
  • 優秀賞
  1. 演題番号3(口述)
    登戸内科・脳神経クリニック 三上恭平
    「パーキンソン病患者の起立動作改善を目的とした足底触覚課題の有効性」
  2. 演題番号5(口述)
    吉備国際大学大学院/結ノ歩訪問看護ステーション 塚田遼
    「麻痺手の使用,不使用に関する主観的経験の解明」

!第19回学術集会のテーマと講演者が決定しました(4月10日)

!一般演題募集のお知らせ(4月10日)


日程 平成30年9月29日(土)〜30日(日)
会場 門真市民文化会館ルミエールホール
〒571-0030 大阪府門真市末広町29−1
テーマ 『病態を深化する』
一般演題募集期間(延長しました)
平成30年4月23日〜6月23日 7月10日
演題募集要項【PDF】
事前登録 6月28日〜9月14日まで
下記要項を確認し申込フォームよりご登録下さい。
参加費 事前登録:会員10,000円、非会員11,000円
当日登録:会員12,000円、非会員13,000円
申し込み方法 事前登録要項【PDF】 締め切りました
会員専用参加申し込みフォーム非会員専用参加申し込みフォーム
学会長 奥埜博之(摂南総合病院)
準備委員長 壹岐伸弥(川口脳神経外科リハビリクリニック)

プログラム【PDF

1日目 平成30年9月29日(土)
9:30-10:20 受付
10:20-10:50 ■学会長講演
『病態を深化する眼差し』
講師:奥埜博之(摂南総合病院)
11:00-12:30 ■特別講演 1
『見えると気がつくとはどう違うか:盲視と半側空間無視の動物モデルの研究からの知見』
講師:吉田正俊(生理学研究所)
司会:森岡周(畿央大学)
12:30-13:00 総会(学会会員のみ)
13:30-15:00 ■特別講演 2
『運動学習における身体イメージの役割を再考する』
講師:田中彰吾(東海大学)
司会:園田義顕(高知医療学院)
15:10-16:40 ■指定シンポジウム 1(第1会場)
−片麻痺と失調症の病態を深化する−
司会:安田真章(脳梗塞リハセンター)
  『外部観察では捉えにくい「力」を評価し病態を深化する試み』:赤口諒(摂南総合病院)
  『空間性注意を含めたプランニングに対する介入によって運動制御の改善を認めた感覚性失調症例』:高村優作(村田病院)
  『筋緊張の自覚の低下が適切なプレシェーピングを困難にしている慢性期片麻痺患者〜手指運動出力の差異に着目して〜』:國友晃(愛宕病院)
  ■臨床実践報告 1〜3(第2会場)
座長:玉木義規(甲南病院)     
  1.『両側THA術後の歩行障害に対する課題展開の工夫〜統合失調症の病態を考慮した介入〜』:山中遼平(訪問看護ステーション げいせい)
  2.『橋出血後の上肢の到達機能と接近機能について〜運動イメージを用いた介入によって企図振戦の制御が可能となった症例〜』:横山航太(新札幌パウロ病院)
  3.『ASD児におけるコミュニケーション障害の病態を深化する:友だち同士の関わりに焦点を当てた療育介入の試み』:福澤友輝(ファミリアキッズ門真)
16:50-18:20 ■指定シンポジウム 2(第1会場)
−神経難病の病態を深化する−
司会:安藤努(原病院)
  『すくみ足の病態解釈〜パーキンソン病認知症の一症例を通して〜』:谷川浩平(美原記念病院)
  『パーキンソン病の静止時振戦の病態を深化する試み〜認知的負荷時の注意分配に着目して〜』:壹岐伸弥(川口脳神経外科リハビリクリニック)
  『パーキンソン病の首下がりに対するリハビリテーション〜感覚統合異常に着目したアプローチ〜』:坪内綾香(国立精神医療研究センター病院)
  ■臨床実践報告 4〜6(第2会場)
座長:稲川良(水戸メディカルカレッジ)    
  4.『皮質下出血による錯語・喚語困難を発話量・オーバーリアクションで代償した一例〜相互理解のための対話構築に向けて〜』:林田佳子(青磁野リハビリテーション病院)
  5.『左半球損傷患者における社会的促進・抑制の障害と視点取得能力との関連性』:小倉亮(村田病院)
  6.『難治性疼痛症例における上肢運動の異常パターンから病態を推定する』:大住倫弘(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター)
2日目 平成30年9月30日(日)
9:15 受付
9:30-11:30 ■一般演題発表(第3会場・第4会場)
9:30-10:30 奇数番号
10:30-11:30 偶数番号
  ■口述発表(第2会場)
10:00-11:00 座長:池田由美(首都大学東京)
11:40-12:30 ■教育講演 1
『脳画像からの病態理解と認知神経リハビリテーションへの期待』
講師:川口琢也(川口脳神経外科リハビリクリニック)
司会:信迫悟志(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター)
13:30-14:20 ■教育講演 2
『発達障害における歩行障害の病態を深化する』(仮)
講師:浅野大喜(日本バプテスト病院)
司会:木村正剛(北海道立子ども総合医療・療育センター)
  ■臨床実践報告 7〜8(第2会場)
座長:江草典政(島根大学医学部附属病院) 
  7.『行為の学習に向けたモダリティの探求〜視床出血損傷症例を通じて〜』:及川岳(もりおか往診ホームケアクリニック)
  8.『複雑な病態を呈した疼痛の解釈〜腰椎経椎間孔椎体間固定術(TLIF)施行後1年で疼痛が再燃した症例の経験〜』:山下浩史(SKY整形外科クリニック)
14:30-15:30 ■特別企画シンポジウム
『病態理解に基づいた認知神経リハビリテーションの適応を考える』
パネリスト:宮本省三(高知医療学院)、濱田裕幸(サントルソ認知神経リハビリテーションセンター)、河野正志(村田病院)、本田慎一郎(青い鳥コミュニティー)
司会:奧埜博之

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