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第8回 認知運動療法研究会学術集会

終了しました

第8回学術集会ポスター


"La palestra nel cervello" 脳の中の訓練室

 脳の機能を無視して学習を行うことはできない.身体は心の一部であり,主体的な,意図的な,能動的な知覚探索によって脳は身体と環境との相互作用を再組織化していく.我々は脳の中の身体を治療する.そして,その訓練室の場は脳にある.

 第8回日本認知運動療法研究会学術集会は「脳の中の訓練室 ―臨床の夢に架ける橋―」をテーマに開催いたします.リハビリテーションはサイエンスに基づくアートであるという視点から,認知運動療法の臨床を議論していきたいと考えています.

 初日(7月14日)は会長講演「脳の中の訓練室」の後,基調講演として「ラピュタの国のセラピストたち −ガリヴァー旅行記から−」を宮本省三氏に講義していただきます.引き続いて,小河原誠先生(北里大学一般教育部教授)の特別講演「ポパーの科学論 −反証可能性を考える−」へと進みます.認知運動療法はポパーの科学観に基づいております.我々はその認識論を常に念頭に入れながら臨床を展開していかなければなりません.その後は,内藤栄一先生(情報通信研究機構 未来ICT研究センター&ATR脳情報研究所)に特別講演「ヒトの身体像の脳内再現と身体運動制御」をお話していただきます.運動イメージを中心に,最新の脳科学の解説をお願いしています.また,教育講演として「厳密な手続きを内在する認知運動療法」を山田真澄氏に,「複雑な仮説を内在する認知運動療法」を高橋昭彦氏に講義していただきます.

 2日目(7月15日)は,一般演題(ポスター発表)を予定しています.認知運動療法の臨床と基礎的研究の熱く深い議論が行われることを期待しております.一般演題の後は,指定演題「情報を構築する脳 −臨床からの報告−」として4名が症例報告を行います.環境世界から情報を取り出せなくなった患者を如何にして治療していくのか,その仮説と検証を考察してもらいます.シンポジウムは,科学論の河本英夫先生(東洋大学哲学科教授)を迎えて,「臨床の夢に架ける橋」と題した討議を深めたいと考えています.

 学術集会の最後は,認知の樹プロジェクトとして「2027年のリハビリテーション訓練室」を参加者の皆様に提供いたします.2027年は抽象的な未来のメタファーではなく,学会長の荻野が定年退職をする年です.果たして20年後の未来はどのようなリハビリテーションが展開されているでしょうか.舞台の上で繰り広げられる仮想未来の世界を,参加者の皆様にも解釈していただきたいと思います.会場内ではPerfetti先生が編集したサントルソ認知神経リハビリテーションセンターの写真集「身体,物語,そして人生」のパネル展示を予定しています.

 この学術集会が,「脳の中の訓練室」を本気でつくることへの足がかりとなるよう我々運営委員は一丸となって誠意準備してまいります.心から皆様の御参加をお待ちしております.

第8回日本認知運動療法研究会学術集会
学 会 長 荻野  敏


!事務局よりお知らせ(6月28日)

  • 事前登録は終了しました。当日参加もできますので、多くの方の参加をお待ちしています。(レセプションの申込受付は終了しました)
  • 本学会は堅苦しさのない学術集会を目指しています。参加される方は、ノーネクタイで自由な服装でご来場ください。
  • 研究会会員の方へは、抄録集が発送されていますのでご覧下さい。
  • 【学会の撮影について】
    本学術集会では「指定演題」と「認知の樹」を除き、撮影を許可します。
    但し必要に応じて撮影を中止させていただく場合があることを御了承下さい。
    尚、撮影したものを各地勉強会などで使用する場合は研究会事務局を通していただけましたら幸いです。
  • 【演者の方へ】
    一般演題発表は、2日目の9時30分開始です。
    6月上〜中旬に「演題番号およびポスターの規格のメール」および
    「ポスター貼り付け・撤去時間などのメール」が配信されています。届いていない方は演題係 endai2007@yahoo.co.jp までご連絡下さい。

テーマ 脳の中の訓練室 ―臨床の夢に架ける橋―
日程 平成19年7月14日(土)〜15日(日)
会場 名古屋市公会堂(〒466-0064 名古屋市昭和区鶴舞1丁目1番3号)
会長 荻野 敏(国府病院)
準備委員長 千鳥司浩
内容 特別講演、教育講演、ポスター発表など
ポスター発表の演題登録受付 平成19年4月1日から30日
参加費 会員:10,000円(事前登録9,000円=6月14日まで)
非会員:11,000円
学生:3,000円
問い合わせ 愛知医科大学病院 千鳥司浩(準備委員長) 3月31日まで
4月1日より中部学院大学 リハビリテーション学科まで
E-mail:ottavo07@yahoo.co.jp
FAX:0561-51-4910
※問い合わせはE-mailもしくはFAXにてお願いいたします。
演題募集要項 第8回学術集会演題募集要項【PDF】 
主催 日本認知運動療法研究会

プログラム

第1日 2007年7月14日(土)
9:50 プロローグ「La fantasia
10:00 会長講演「脳の中の訓練室」 荻野 敏(国府病院)
10:40 基調講演「ラピュタの国のセラピストたち −ガリヴァー旅行記から−」
宮本省三(高知医療学院)
11:20 特別講演1「ポパーの科学論 −反証可能性を考える−」
小河原誠(北里大学)
13:30 特別講演2「ヒトの身体像の脳内再現と身体運動制御」
内藤栄一(情報通信研究機構 未来ICT研究センター&ATR脳情報研究所)
15:20 教育講演1「厳密な手続きを内在する認知運動療法」
山田真澄(摂南総合病院)
16:30 教育講演2「複雑な仮説を内在する認知運動療法」 高橋昭彦(高知医療学院)
17:30 日本認知運動療法研究会定期総会
第2日 2007年7月15日(日)
9:30 一般演題1・2
10:40 指定演題「情報を構築する脳 −臨床からの報告−」
沼田浩吉(平塚共済病院),内山将哉(笠利病院),尾崎正典(尾張温泉リハビリかにえ病院),園田義顕(原病院)
13:00 シンポジウム「臨床の夢に架ける橋」
シンポジスト:河本英夫(東洋大学),塚本芳久(摂南総合病院),宮本省三,高橋昭彦,山田真澄
司会:沖田一彦(県立広島大学),荻野 敏
14:20 認知の樹プロジェクト「2027年のリハビリテーション訓練室」
15:00 エピローグ「Il sogno
15:10 終了

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