認知神経リハビリテーション学会

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メッセージNo.13  「21世紀の勉強法」

 21世紀に入って、勉強の仕方を変える必要があるように思う。会員の皆さん、例えば、今から記述することをインターネットで試みてみて下さい。まず、YAHOOでアメリカをクリックし、医学の所を開ける。次に、キーワードを打ち込む。例えば、Kosslyn(研究者名)・Motor imageryと打ちます。すると、たくさんの文献が出てきます。それを開くと、何と論文が公開されています。つまり、英語の論文が一瞬にしていくらでも手に入ります。英語の読める人はそのままコピーすれば、膨大な知識が入手できます。英語の苦手な人は翻訳ソフト 「訳せゴマ/英日・日英PRO,ダブルパックVol.7 29800円(英日のみで19800円)」を購入し、その論文を自動的に機械翻訳します。すると、一瞬にして英語が日本語に変換されます。このソフトの翻訳機能は非常に優れていますが、もちろん完全ではありません。そこで、500−1000位の専門用語を自分の興味ある分野についていれます。翻訳ソフトに自分で追加するわけです。これは簡単にできます。そうすると、ほぼ80%位の精度で翻訳できます。英語で読むと内容の記憶が困難ですが、日本語に訳すと記憶しやすいものです。是非、試みてください。これで、一人職場で文献がないとか専門雑誌がないという理由で勉強できないという言い訳はできなくなります。本当に、すごい数の文献が公開されています。くわしい内容を知りたい方は、私まで御一報下さい。

 こんなこともう知っていて、既に利用しているという人もいるかと思いますが、私は、今年の夏にこのシステムを知り、毎日論文を入手し、機械に翻訳させています。この手軽さに、ある種の感動を覚えます。インターネット上では、イタリア語を英語に翻訳する自動翻訳の利用も可能で、今はそれに挑戦しています。但し、こうした機械翻訳に過度な期待はしないで下さい。文章の文脈という点ではデタラメです。誰がどんな研究をしているかの概略をつかむ程度です。文献を読むには、やはり自分の脳の精度が必要です。しかし、これは「21世紀の勉強法」と言えるかも知れません。

2001/10/09

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