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整形外科疾患に対する認知神経リハビリテーション
−「運動器(骨・関節・筋・神経)」への”まなざし”を転換する
整形外科疾患に対する認知神経リハビリテーションの「理論⇒病態解釈⇒道具⇒訓練」について理解し、臨床実践のための基本手技を学ぶセミナーである。
特に、運動器(骨・関節・筋・神経)の病態運動学(pathological kinesiology)と機能回復神経学(restorative neurology)の考え方と、上下肢の整形外科疾患に対する認知神経リハビリテーションの臨床実践を具体的に紹介する。
現在、整形外科疾患に対するリハビリテーション(理学療法・作業療法)は要素還元主義的な関節可動域訓練や筋力増強訓練が主流である。一方、認知神経リハビリテーションでは「運動器の機能回復は運動学習であり、運動学習は脳の認知過程(知覚、注意、記憶、判断、言語)の再組織化によって生じる」と解釈する。
セラピストは、整形外科疾患のリハビリテーションにおいても、脳科学や認知科学の知見から動作分析を行い、患者の脳の認知過程に介入する訓練を適用することが求められる。そして、それは「運動器への”まなざし”の転換」を意味する。あるいは「整形外科疾患に対するリハビリテーションのパラダイム転換」を意味する。
本セミナーでは、症例検討やグループワークも行う予定である。可能な限り臨床的かつ具体的なセミナーにして、参加者と自由で真剣な論議をしたいと考えている。
日程 | 平成28年6月5日(日) |
会場 | 大阪リハビリテーション専門学校(大阪市北区天満1-17-3) |
対象 | 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 |
定員 | 60名(予定) |
受講料 | 認知神経リハビリテーション学会員2000円、非会員4000円 (当日会場にてお支払いください。) |
受付開始日 | ホームページ掲載日より受付開始 |
講師 | 奥埜博之(摂南総合病院) 宮本省三(高知医療学院) |
実技補助 | 川見清豪(リハビリ訪問看護ステーションファミリア) 内倉清等(摂南総合病院) |
申込方法 | 募集受け付けフォームにて申し込むこと。
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問合せ先 | 摂南総合病院 奥埜博之 E-mail:ncr.seminar10.osaka@ctejapan.com
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主催 | 日本認知神経リハビリテーション学会 |
9:30〜 | 受付開始 | |
10:00〜11:00 | 運動器の病態運動学 −整形外科疾患への”まなざし” | 宮本 |
11:10〜12:10 | 運動器の機能回復神経学 −要素還元主義からの脱却 | 宮本 |
13:10〜14:00 | 上肢の整形外科疾患に対する認知神経リハビリテーション | 奥埜 |
14:10〜15:00 | 下肢の整形外科疾患に対する認知神経リハビリテーション | 奥埜 |
15:15〜16:30 | 認知神経リハビリテーションの実技 | 講師、川見、内倉 |
16:40 | 終了予定 | |
18:00〜 | 懇親会 |